キャピタル
渋谷区富ヶ谷のキャピタルビル( 昭和51年06月 )



【 参考 】
キャピタルは、東京都渋谷区富ヶ谷に本社を置いたインポーター兼輸入車ディーラーである。もとはキャピタル企業という社名であったが改称した。親会社は東京日産自動車販売であった。

1960年代中盤からオースチン・ミニ・クーパーSを販売していたが、1970年代に入ると生産が中止されるも、ミニ・1000の輸入を主力に事業継続し、1976年からはルノー日本総代理店となり、ルノー・5・GTLの輸入販売を開始した。その後、R18、R25等も販売していた。

1980年代に入ると、ミニの販売はオースチン・ローバー・ジャパンに移行し、ルノーもジャクス・カーセールス(JAX)に輸入販売権を譲渡することになり、1989年10月をもって日本自動車輸入組合を退会し、自動車輸入から撤退した。

その後は社名をキャピタル企業からキャピタルと変更し、ヤナセの販売協力店として主にアウディを販売していたが、ヤナセがVW・アウディ・グループの輸入代理権を返上した後には主にオペルを扱っていたが、1990年代前半に自動車販売の業務も終えることとなった。

(東査協調べ)